2020/03/07

自分が自分で自分でも



自分のことは、自分が一番わからない。
ってよく聞くし、よくそう思うけど、
毎度あらためて、しみじみ噛みしめる感。
たぶん、定期的に、
自分のこと分かってる気の自分が自然発生している。

「自分」って、自分以外が作るんだから、
そもそも論のはずなのに、だ、に、だ。

果たして、自分の「制作」も、
同じ現象がなんども訪れては消え、訪れる。
これは、繰り返すやつだ。
お前タイムリープしてねえ?ってやつだ。
分かってるはずでも、
繰り返すことに、戸惑っている。

人間は忘れられる生き物です、って、
これもよく聞くけど、
これも噛めば噛むほどのやつ。

そんなようなことを、
だいたいいつも考えてるけど、
過去の制作が、ちがう呼吸を教えてくれる気がするのだ。
苦しいかもしれんけど、これはどうしようもなく、
愛おしい繰り返しの渦なのだ。


拾ったもので作るオブジェ「夢現」 (2006 杉井美術研究所)



ペーパーに言葉印刷「ひとりの時間」 (2008 愛知県立芸術大学)

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